Act1-4

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「Act」について
Actは、国際演劇評論家協会日本センター関西支部が発行する舞台芸術の評論誌です。
2004年5月の創刊から、冊子体、ウェブ+ペーパー、ウェブと、形態の変遷はありますが、2024年までの20年間で34号を発行しています。
多くの文化芸術活動が東京に集中する中で、関西を中心とした地域の舞台活動を愛し、批評によってそれらを世界にとどめようという情熱が、私たちの源泉です。
舞台芸術に おける創造性と、表現の自由を尊重し、新しい才能を発掘することに情熱を注いでいます。
Act 1
2004年5月31日発行
創刊のことば 市川明
【劇評】
メタシアターの不思議な舞台空間-糾(あざない)『つのひろい』 市川明
「じゃれみさ」はダンス版夫婦漫才-砂連尾理+寺田みさこ「男時女時」 中西理
【時評・発言】
大阪の劇場都市化に向けて 藤井康生
「同時代」、何処へ行く? 森山直人
演劇の教育と俳優の養成(一) 菊川徳之助
【海外演劇事情紹介】
ロシア演劇は我らの同時代人!? 永田靖
【書評】
小島康男監修『ドイツの笑い・日本の笑い-東西の舞台を比較する-』 古後奈緒子
【編集後記】 瀬戸宏
Act 2
2004年8月9日発行
巻頭言 新しい劇空間を求めて 市川明
【劇評】
すぐれた演出が欠いた求心力――RSC『オセロー』 太田耕人
関西の劇団の祝祭劇「日本三文オペラ――疾風馬鹿力篇」 宮辻政夫
反戦の意志と複雑な日本への感情-トリプルエム『霊戯』 瀬戸宏
さまざまな“しんじょう”ー南船北馬一団『しんじょう』 市川明
人を「そんな気分」にさせるために~呆然リセット 上念省三
【時評・発言】
諫早発大阪行(博多乗換) 星野明彦
演劇の教育と俳優の養成(2) 菊川徳之助
【書評】
杉山太郎著『中国の芝居の見方』に寄せて 藤野真子
【編集後記】 瀬戸宏
Act3
2004年11月17日発行
【巻頭言】大阪のど真ん中に劇場ができる時 瀬戸宏
【劇評】
また会うことの歓び -劇団八時半『そこにあるということ』とマレビトの会『蜻蛉』
出口逸平
樹霊がラフレシアに降りてきた/『耳水』 柳井愛一
ガラスの靴が砕けた後は―― 劇団青い鳥「シンデレラ・ファイナル」 畑 律江
光る男優陣の健闘 ――劇団大阪『日暮町風土記』―― 市川 明
売込隊ビーム「13のバチルス」知的パズルコメディという種類 藤原央登
【時評・発言】
大阪労演の活動から 岡田文江
365日の文化事業に向けて Kyoto演劇フェスティバル、25年の軌跡と今後 椋平淳
演劇の教育と俳優の養成(3) 菊川 徳之助
【海外演劇紹介】
三代目の北京人芸『雷雨』 瀬戸宏
【編集後記】 瀬戸宏
Act 4
2005年2月28日発行
【巻頭言】 阪神大震災は演劇を変えたか 瀬戸 宏
■クロス劇評
祝祭からハイアートに変容する維新派 中西 理
維新派「キートン」ー「飛び出す絵本」のような舞台ー 藤原央登
【劇評】
プレイ(芝居)=プレイ(遊び)――劇団往来『名探偵vs霊媒師 英国少女殺人事件』――
市川 明
初々しさと鮮やかさと――TBS/ホリプロ『ロミオとジュリエット』 太田耕人
《・・・な「ワタシ」》ーある、マイナーな若い女優の一人芝居でー 粟田倘右
【時評・発言】
演劇で教育=「人間」教育 松尾忠雄
2004年、兵庫県発信の舞台を回顧して 平川大作
演劇の教育と俳優の養成(4) 菊川徳之助
【書評】
歌舞伎の笑いの原質ー荻田清『笑いの歌舞伎史』 瀬戸宏
【編集後記】 瀬戸宏
【巻頭言】 海外に出る現代演劇 太田耕人
【劇評】
狂気を内に抱える-WI'RE「CROSS2(⇔)」 中西 理
<さりげなさ>の中に潜む、その怖さ-舞台創造集団りゃんめんにゅーろん-
み群杏子・作『ひめごと』 粟田倘右
二人芝居の魅力――笑いと涙『父と暮らせば』―― 市川 明
終わらない昭和の物語。死者をして語らせよ! くじら企画『サヨナフ』
-ピストル連続射殺魔ノリオの青春- 柳井愛一
妹と核兵器、ダンスホールと核戦争-ニットキャップシアター『美脚ルノアール』- 正木喜勝
【時評・発言】
教養としての伝統芸能 林 公子
「劇評シリーズ」を取り組んで 堀江ひろゆき
演劇の教育と俳優の養成(5) 菊川 徳之助
【海外演劇紹介】
夢の回廊-頼聲川演出、表演工作坊『如夢之夢』を見る 永田靖
【編集後記】 瀬戸 宏